
話題の一冊

吉村 英夫/ヘタな人生論より「寅さん」のひと言 (河出文庫)
 日本映画史上に燦然と輝く『男はつらいよ』。家族、仲間、愛、別れ、そして生きることとは何かを、寅さんが温かく、ときに厳しく教えてくれる。甥の満男に「人間は何のために生きてんのかな」と問われ、困惑した寅さんの言葉。「難しいこと聞くな、お前は。…何と言うかなあ、あー生まれて来てよかった―そう思うことが何べんかあるだろう。そのために生きてんじゃねえか」…『男はつらいよ』全四八作に詰まっている「人は生きるにたる」「人間ってすばらしい」と実感できる珠玉の言葉を味わいたい。

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