宇宙航空研究開発機構 JAXA（ジャクサ）の開発した金星探査機「あかつき（PLANET-C）」を載せたH-IIAロケット17号機が打ち上げられました。「一番星」、「宵の明星」としておなじみの金星は、46億年前に地球の隣で誕生し、大きさや重さも地球に似ていて兄弟星といわれていますが、わずかに太陽に近かったために海をもたず、スーパーローテーションと呼ばれる時速400キロで吹き荒れる風と、分厚い硫酸の雲の下に灼熱の大地が広がる、地球とはまったく異なる環境の惑星です。なぜそうなったのかがわかれば、地球の誕生や気候変動を解明する手がかりになります。つまり地球環境を理解する上でとても重要な探査対象なのです。「あかつき」は約半年かけて金星の軌道に到達し、雲の下の大気や地表の様子などを赤外線による観測を行って金星大気の謎に挑む、世界初の惑星気象衛星です。
また、小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS（イカロス）」という、太陽光を受けてヨットのように進む宇宙船も相乗りで打ち上げられ、帆だけで宇宙空間を航行できることと、薄膜太陽電池で発電できることの世界初の実証をめざします。
■JAXAの太陽系惑星探査
　あかつきミッション概要
　あかつき特設サイト
　金星大気の謎に挑む〜金星探査機PLANET-C〜　プロモーションムービー
■小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」
　IKAROS専門チャンネル
■宇宙ヨット、「イカロス」を大解剖　JAXAクラブニュース
■金星を見よう　AstroArts 星空ガイド
■いちばん星みーつけた　みんなで金星を観察しよう
■D-web/はやぶさとイトカワ（その３）〜はやぶさ、地球へ、帰還カウントダウン
■太陽系はここまでわかった　リチャード・コーフィールド
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