D-WEB ポータル・ニュース速報 | 気象情報・台風情報 | 全国のお天気ライブと天気予報 | 交通情報 | 総合ニュース
D-web ポータル / 台風のすべて


はじめに

台風とは / 台風の発生

台風の強さと大きさ

台風の気圧

台風の目

台風の名前

台風と災害

台風の特異日

台風の終わり

ハリケーンと台風


台風についてもっと詳しく


※2004年(平成16年)

  台風22号の被害状況・記録

  台風23号の被害状況・記録

※2005年(平成17年)

  台風14号の被害状況・記録


はじめに

 2018年(平成30)年、台風25号コンレイ(Kong-rey)が発生しました。

 
気象庁は2007(平成19)年4月18日から台風情報の充実のため、台風の進路予報の図表示を変更しています。 2007年の台風第2号が変更された予報情報が適用される最初の台風となりました。
 最新の台風情報を確認してみましょう。

 小学校5年の理科では天気の変わり方と台風について学習します。天気は一般に西から東へと変化しますが、台風が接近したり上陸した時はそれがあてはまりません。台風がもたらす災害は、「いつ」「どこで」「どの程度」をははっきりと予測するのが難しいのが現状です。2006年は観測史上1位の最大瞬間風速85.3m/sを記録した第2宮古島台風(1966年9月5日)からちょうど40年。日ごろの防災意識を高め少しでも被害を少なくしたいものです。
 
  強い風、激しい雨。台風は農作物や経済活動、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。尊い人命や家屋、財産を奪うなど日本の自然環境ではもっとも激しいものといえるでしょう。一方で は台風がもたらす雨は人々の生活・農業・工業に不可欠な水を供給しています。
 
 日本史上もっとも有名な台風といえば「神風」でしょうか。文永(1274年)・弘安(1281年)の役で元寇から日本を守ったという台風です(実際に台風が襲来したかは諸説あるようです)。1543(天文12)年、種子島にポルトガル人が漂着し鉄砲を伝えました。漂着の原因となったのは「種子島の鉄砲風」といわれる台風でした。 日本の歴史さえ変えてしまうほどの影響力を、台風は持っていたのです。
 
神風(「蒙古襲来絵詞」)
種子島鉄砲伝来記
 
 気象庁による統計では、1971年から2000年までの30年間の平均で年間26.7個の台風が発生。もっとも多く日本列島に上陸または接近するのは8月で4.3個。9月は3.5個で2番目に多い月になっています。1967(昭和42)年には最も多い39個の台風が発生しました。台風は陸地に上陸しなくても暴風や大雨をもたらすことがあります。年間平均10.8個の台風が日本に接近しています。1951(昭和26)年以降の統計では、1956(昭和31)年4月25日と1990(平成2)年11月30日がそれぞれ最も早い上陸と最も遅い上陸の月日として記録されています。
  9月は秋雨前線が日本列島付近にあり、台風の刺激を受けて大雨を降らせたり、農作物の収穫時期と重なるため被害額が大きくなるなど、人々の記憶に残る台風が多く、台風シーズンといえば9月とされているのかもしれません。

 台風の解説や形態について次のような用語であらわします。「風台風」は雨による被害が比較的少なく、風による被害が大きい台風。「雨台風」は風による被害が比較的少なく、雨による被害が大きい台風。「夏台風」は夏に発生した台風で移動の速度が遅く複雑な経路をとる台風。「秋台風」は秋に発生した台風で日本の南の海上で北東に進路を変えて、速度を増しながら日本付近に近づきます。秋雨前線を刺激して活動を活発にした場合は大雨をもたらします。気象用語ではありませんが、複雑な経路をとり進路の予想が困難な台風を「迷走台風」ということがあります。
 
台風の発生数・接近数・上陸数
 

<TOPへ戻る>
 


台風とは / 台風の発生 / 接近・上陸

 熱帯のまたは亜熱帯地方の海上で発生する低気圧を一般に「熱帯低気圧」と呼びます。台風とは、このうち北西太平洋上(東経180度より西)で発生しタ熱帯低気圧で、中心付近の最大風速がおよそ17.2m/秒(風力8)以上になったもの をいいます。発生する地域によっては「ハリケーン」「サイクロン」などと呼ばれています。
 
 降水量や最低気圧による定義はありません。「風力8」は陸上では「小枝が折れる。風に向かっては歩けない」。海上の様子は「大波のやや小さいもので、長さが長くなる。波頭の端は砕けて水煙となりはじめる。泡は明瞭な筋を引いて風下に吹き流される。」とされています。
 
気象庁風力階級表
風の強さと吹き方(天気予報の解説表)

 熱帯低気圧は海水温26〜27度以上の海面上で発生します。台風のエネルギー源は海水から供給される水蒸気が凝結して雲粒になる時放出される熱です。その後台風が発達するためには移動する海水温が約28度以上であることが条件です。平均的な台風のエネルギーは、広島・長崎に投下された原子爆弾の10万個分に相当するといわれます。
 
 台風の経路は時期によって違います。 春先の台風は低緯度で発生し、西に進んでフィリピン方面に向かいます。夏になり発生する緯度が高くなると、低緯度では西に進み、地球の自転の影響を受けながら北へ進みます。 一年でもっとも発生数の多い8月の台風は、偏西風(強い西向の風)がまだ弱いため不安定な経路をとることがあります。8月末から9月に日本列島に接近する台風は、北上するにつれ偏西風(強い西向の風)に流されて東に進みます。日本列島の西方に達すると太平洋高気圧の縁に沿って速度を上げ放物線を描くように日本列島に接近します。この時、秋雨前線に南から湿った空気を吹き込 んで大雨をもたらします。10月以降は日本列島に上陸するほど北上する台風は少なくなってきますが、勢力の強い台風が接近・上陸することがあり、油断できません。

 藤原効果とは、1921年に藤原咲平(1884-1950。1941-1947年第5代中央気象台長)が提唱した、2つの台風の中心の位置がおよそ1000km以内にある時に 、台風同士が干渉しあって通常の経路とは異なる動きをする現象をいいます。藤原効果は以下の6つにまとめられています。
(1) 相寄り型:二つの台風の勢力が異なる場合、弱い方の台風が強い方の台風に接近しながら急速に衰え、強い方の台風に取り込まれてしまう。
(2) 指向型:一方の台風だけが干渉を受け、もう一方の台風の周辺を回る運動するように見える。
(3) 追従型:東西に並んだ二つの台風の一方の台風がまず移動し、その後ろをもう一方の台風が追いかけていく。
(4) 時間待ち型:東西に並んだ二つの台風の東側の台風がまず北上し、その台風が去った後に西側の台風が北上しはじめる。
(5) 同行型:二つの台風が並んで進む。
(6) 離反型:東西に並んだ二つの台風の東側の台風が加速しながら北東へ進み、もう一方が減速しながら西へ進むパターン。

 台風は必ずしも画一的な経路を進むものではありません。複雑な動きをして進路の予想が困難なものもあります。また進行する速度も一定ではなく、同じ地点に長く停滞したり、時速100km近い速度で進むこともあります。

 天気図や台風情報で見られる予報円は、台風の中心が70%の確立で入ると予想される範囲を円で表しています。台風や暴風域を伴う低気圧の中心の進路が12時間後、24時間後、48および72時間後に到達する範囲です。

 台風の接近・上陸・通過は気象庁の用語で次のように定められています。「接近」とはある地点を中心とする半径300km以内に台風の中心が入ることをいいます。「日本本土への接近」は北海道・本州・四国・九州のいずれかへの接近をいいます。「上陸」とは台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達したときのことをいいます。「通過」は台風の中心が小さな島や半島を横切り短時間でふたたび海上に出た場合をいいます。
  
台風の経路

<TOPへ戻る>
 


台風の強さと大きさ

 台風の大きさの階級には「大型(大きい)」と「超大型(非常に大きい)」の二つがあります。

 台風の強さの階級には「強い」「非常に強い」「猛烈な」の三つがあります。台風の勢力を表現するには大きさと強さを組み合わせます。「『大型』で『強い』台風16号」というような表現はよく耳にします。強さと大きさは台風の異なる性質をあらわしています。

 台風の大きさは強風域(平均風速15m/秒以上25m/秒未満の強い風が吹いている範囲)の半径であらわします。 「大型」と「超大型」の境界の強風域の半径800kmは、東京・広島間の距離に相当します。「超大型」ともなれば強風域で日本列島をすっぽり覆うことになります。 また、さらに強い風の吹く暴風域(平均風速25m/秒以上)をあらわすこともあります。
 

大きさ 風速15m/以上の半径
(表現しない) 500km未満
大型:(大きい) 500km以上〜800km未満
超大型:(非常に大きい) 800km以上

 台風の強さは最大風速を基準にしてあらわします。風速とは、風が吹く速さをm/秒単位であらわしたものですが、風の吹きかたは一定ではないので10分間の平均をとります。風速の最大値が最大風速です。
 

強さ 最大風速
(表現しない) 33m/未満
強い 33m/秒以上〜44m/秒未満
非常に強い 44m/秒以上〜54m/秒未満
猛烈な 54m/以上

 風速は平均値ですから、瞬間的には平均を1.5倍から3倍も上回る風が吹いている場合があります。瞬間的な風速のうち最も強い風速を最大瞬間風速といいます(瞬間最大風速は誤りです)。
 
 これまでの最大瞬間風速の記録は1966(昭和41)年の第二宮古島台風が記録した85.3m/秒です。毎秒85.3mの風速は時速約307kmとなります。JR西日本の新幹線のぞみが国内営業車両の最速を記録していますが、その最高速度は時速300km。ちょっと 大雑把な比較になりそうですが、瞬間的には新幹線のぞみの先頭車両以上の風が吹いたことになります。

<TOPへ戻る>
 


台風の気圧

 もうひとつ、台風の勢力の目安とされるが中心付近の最低気圧です。
 
 過去日本列島に上陸した台風で最も気圧が低かったのは、1934(昭和9)年9月21日に高知県室戸岬付近に上陸した室戸台風です。このとき室戸岬測候所では911.6hPaの最低気圧を記録しました。
 
 地表面では、周囲の空気が台風の中心に向かって反時計周りにどんどん流れ込みます。気圧が低いほど空気が流れ込みやすくなり、流れ込む空気の風速も強くなります。そのため気圧の低さが風の強さの目安ともされます。流れ込んだ空気は巨大な渦巻きを作りながら中心付近では上昇気流となり積乱雲を作ります。
 
 海では気圧が下がることで海面が持ち上げられます。これを「吸い上げ効果」といいます。外洋では気圧が1hPa下がると海面が約1cm上昇するといわれています。地球表面の気圧は約1気圧、1013hPaです。ここに室戸台風並みの910hPaの台風が来た場合、中心付近では約103cmの海面上昇が起きます。周辺でも気圧に応じた海面の上昇がみられます。これが台風による高潮の一因となっています。
 
中心気圧が低い台風
リアルタイム潮汐観測

<TOPへ戻る>
 


台風の目

 台風は渦巻きの遠心力で周辺の雲が外側に広がり、中心には雲のない部分ができます。また中心付近の上昇気流は一部が中心へ下降します。こうして台風の目ができます。空気の動きが激しいほど台風の目がはっきりと確認できるようになります。台風の目の中に入ると無風・快晴となる時もあり、他の気象条件や台風の位置を誤解するような錯覚を起こす時があります。
 
現在観測されている台風の目の衛星画像 

 1954(昭和29)年9月26日、台風15号により5隻の青函連絡船が暴風と高波で遭難。特に洞爺丸では乗客・乗員1,139人が死亡する日本海難史上最悪の惨事となりました。台風15号は鹿児島県上陸後、日本海に入っても発達し、時速80km〜100kmの猛スピードで北上、函館の北西海上で急に速度を落としました。台風としては異常な経過をたどったこと、台風の眼と判断した出航直前の晴れ間が、実際には閉塞前線によるものであったことなどが、出航の判断を誤らせた原因とされています。台風15号は洞爺丸台風と命名されました。

<TOPへ戻る>


台風の名前

  台風には名前が付けられます。日本では気象庁が台風と認めたとき「台風第○号」のようにその年の1月1日から発生順に番号を付けて呼びます。 たとえば平成18年台風第5号などとします。また、天気図などでは台風0605、T0605などのように台風番号の前に西暦年の下2桁をつけて表示することもあります。
 海外では番号よりも名前リストに基づく命名が一般的。有名なのは北大西洋に発生するハリケーンに命名されるリストです。アメリカ空・海軍の気象学者たちが彼らの妻やガールフレンドの名前をハリケーンの愛称としたのです。そのためリストには女性名だけが掲載されていました。しかし1979年以降は男女同権を尊重して男女の名前を交互に用いるようになりました。

 さらに2000年以降は台風にアジア名が付けられるようになりました。番号だけでは覚えにくい、西欧風の名前ではなじみにくいといった理由からでした。アジア名のリストは世界気象機関(WMO)台風委員会(日本ほか14カ国が加盟)が作成しました。加盟各国の言葉で、動物や植物、山名、河川名、気象現象など主に自然にちなんだ名前が準備されています。2000(平成12)年、アジア名が最初に付けられた台風第1号は「ダムレイ(Damrey)」。カンボジアでは「象」を意味する言葉です。
 
 2005年の台風17号は「サオラー(Saola)」。 ベトナムの台風委員会から提出された「動物の名前」です。 サオラーは1994年6月、ベトナムのブークァン自然保護区の近くで発見されたウシ科の生き物です。後向きに伸びた角、体の色は濃い茶色で、顔に黒と白の模様があります。ひづめとお尻にも白い部分があり、背中の中心から黒い細い線がしっぽまでつづいています。WWF(世界自然保護基金)では絶滅危惧種として保護を呼びかけています。
 アジア名リストは140番目の「サオラー」で順序を一巡し次に発生した2005年台風18号にはリスト順第一番の「ダムレイ(Damrey)」に戻って名前が付けられています。

 台風の名前は繰り返して使用されますが,甚大な災害をもたらした台風などは、台風委員会加盟国からの要請を受けて、その名前を以後の台風に使用しないように変更することがあります。これはちょうど、スポーツにおける背番号の「永久欠番」のようなもので、台風を記憶にとどめると同時に、歴史的な引用や法律的な問題、保険請求に関する問題などで生じうる曖昧さを防ぐための慣例です。

 2006(平成18)年台風12号は、8月27日16時05分に東経180度線を越えてハリケーンから台風になりました。台風12号の名前のイオケ(Ioke)は台風のアジア名ではなく、ハリケーンの名前をそのまま用いています。

 2014(平成26)年、台風13号は東経180度線を越えてハリケーンから台風になりました。台風13号の名前のジェヌヴィーヴ(Genevieve)は台風のアジア名ではなく、ハリケーンの名前をそのまま用いています。

 2015(平成27)年、台風12号は西経域から進んできた熱帯低気圧が、ミッドウェー諸島近海で台風に変わったものです。台風12号の名前のハロラ(Halola)は台風のアジア名ではなく、ハリケーンの名前をそのまま用いています。

 2015(平成27)年、台風17号は西経域から進んできたハリケーンが、日付変更線をこえて北西太平洋に進んできたため台風に変わったものです。台風17号の名前のキロ(Kilo)は台風のアジア名ではなく、ハリケーンの名前をそのまま用いています。

 2018(平成30)年、台風17号は西経域から進んできたハリケーンが、日付変更線をこえて北西太平洋に進んできたため台風に変わったものです。台風17号の名前のヘクター(Hector)は台風のアジア名ではなく、ハリケーンの名前をそのまま用いています。

 2018(平成30)年、台風25号はコンレイ(Kong-rey)、カンボジアの委員会から出され、伝説の少女の名前です。

 2004(平成16)年から2018(平成30)年の台風の名前です。

台風番号 表記 読み方 意味 提出国 リスト順
2004年第1号 Sudal スーダエ かわうそ(2004年まで使用) 韓国 95
第2号 Nida ニーダ 女性の名前 タイ 96
第3号 Omais オーマイス 徘徊 米国 97
第4号 Conson コンソン 歴史的な観光地の名前 ベトナム 98
第5号 Chanthu チャンスー 花の名前 カンボジア 99
第6号 Dianmu ディアンムー 雷の母 中国 100
第7号 Mindulle ミンドゥル たんぽぽ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 101
第8号 Tingting テンテン 少女の名前(2004年まで使用) 香港 102
第9号 Kompasu コンパス コンパス座 日本 103
第10号 Namtheun ナムセーウン 川の名前 ラオス 104
第11号 Malou マーロウ めのう(瑪瑙) マカオ 105
第12号 Meranti ムーランティ 木の名前 マレーシア 106
第13号 Rananim ラナニム 「こんにちは」(2004年まで使用) ミクロネシア 107
第14号 Malakas マラカス 強い フィリピン 108
第15号 Megi メーギー 韓国 109
第16号 Chaba チャバ ハイビスカス タイ 110
第17号 Aere アイレー 米国 111
第18号 Songda ソングダー 北西ベトナムにある川の名前 ベトナム 112
第19号 Sarika サリカー さえずる鳥 カンボジア 113
第20号 Haima ハイマー タツノオトシゴ 中国 114
第21号 Meari メアリー やまびこ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 115
第22号 Ma-on マーゴン 山の名前(馬の鞍) 香港 116
第23号 Tokage トカゲ とかげ座 日本 117
第24号 Nock-ten ノックテン ラオス 118
第25号 Muifa ムイファー すもも マカオ 119
第26号 Merbok マールボック 鳥の名前 マレーシア 120
第27号 Nanmadol ナンマドル 有名な遺跡の名前 ミクロネシア 121
第28号 Talas タラス 鋭さ フィリピン 122
第29号 Noru ノルー のろしか(鹿) 韓国 123
2005年第1号 Kulap クラー ばら タイ 124
第2号 Roke ロウキー 男性の名前 米国 125
第3号 Sonca ソンカー さえずる鳥 ベトナム 126
第4号 Nesat ネサット 漁師 カンボジア 127
第5号 Haitang ハイタン 野生リンゴ 中国 128
第6号 Nalgae ナルガエ つばさ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 129
第7号 Banyan バンヤン 木の名前 香港 130
第8号 Washi ワシ ワシ座 日本 131
第9号 Matsa マッツァ 魚の名前 ラオス 132
第10号 Sanvu サンヴー 珊瑚 マカオ 133
第11号 Mawar マーワー ばら マレーシア 134
第12号 Guchol グチョル うこん ミクロネシア 135
第13号 Talim タリム 鋭い刃先 フィリピン 136
第14号 Nabi ナービー 韓国 137
第15号 Khanun カーヌン 果物の名前(パラミツ) タイ 138
第16号 Vicente ヴェセンティ 女性の名前 米国 139
第17号 Saola サオラー 最近見つかった動物の名前 ベトナム 140
第18号 Damrey ダムレイ カンボジア 1
第19号 Longwang ロンワン 龍の王 中国 2
第20号 Kirogi キロギー がん(雁) 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 3
第21号 Kai-tak カイタク 啓徳(旧空港名) 香港 4
第22号 Tembin テンビン てんびん座 日本 5
第23号 Bolaven ボラヴェン 高原の名前 ラオス 6
2006年第1号 Chanchu チャンチー 真珠 マカオ 7
第2号 Jelawat ジェラワット 淡水魚の名前 マレーシア 8
第3号 Ewiniar イーウィニャ 嵐の神 ミクロネシア 9
第4号 Bilis ビリス スピード フィリピン 10
第5号 Kaemi ケーミー アリ 韓国 11
第6号 Prapiroon プラピルーン 雨の神 タイ 12
第7号 Maria マリア 女性の名前 米国 13
第8号 Saomai サオマイ 金星 ベトナム 14
第9号 Bopha ボーファ カンボジア 15
第10号 Wukong ウーコン (孫)悟空 中国 16
第11号 Sonamu ソナムー 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 17
第12号 Ioke イオケ ハリケーン名

第13号 Shanshan サンサン 少女の名前 香港 18
第14号 Yagi ヤギ ヤギ座 日本 19
第15号 Xangsane シャンセン ラオス 20
第16号 Bebinca バビンカ プリン マカオ 21
第17号 Rumbia ルンビア サゴヤシ マレーシア 22
第18号 Soulik ソーリック 伝統の酋長称号 ミクロネシア 23
第19号 Cimaron シマロン 野生の牛 フィリピン 24
第20号 Chebi チェービー つばめ(燕) 韓国 25
第21号 Durian ドリアン 果物の名前、ドリアン タイ 26
第22号 Utor ウトア スコールライン 米国 27
第23号 Trami チャーミー 花の名前 ベトナム 28
2007年第1号 Kong-rey コンレイ 伝説の少女の名前 カンボジア 29
第2号 Yutu イートゥー 民話のうさぎ 中国 30
第3号 Toraji トラジー 桔梗 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 31
第4号 Man-yi マンニィ 海峡の名前 香港 32
第5号 Usagi ウサギ うさぎ座 日本 33
第6号 Pabuk パブーク 大きな淡水魚 ラオス 34
第7号 Wutip ウーティップ ちょう(蝶) マカオ 35
第8号 Sepat セーパット 淡水魚の名前 マレーシア 36
第9号 Fitow フィートウ 花の名前 ミクロネシア 37
第10号 Danas ダナス 経験すること フィリピン 38
第11号 Nari ナーリー 百合 韓国 39
第12号 Wipha ウィパー 女性の名前 タイ 40
第13号 Francisco フランシスコ 男性の名前 米国 41
第14号 Lekima レキマー 果物の名前 ベトナム 42
第15号 Krosa クローサ カンボジア 43
第16号 Haiyan ハイエン うみつばめ 中国 44
第17号 Podul ポードル やなぎ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 45
第18号 Lingling レンレン 少女の名前 香港 46
第19号 Kajiki カジキ かじき座 日本 47
第20号 Faxai ファクサイ 女性の名前 ラオス 48
第21号 Peipah ペイパー 魚の名前 マカオ 49
第22号 Tapah ターファー なまず マレーシア 50
第23号 Mitag ミートク 女性の名前 ミクロネシア 51
第24号 Hagibis ハギビス すばやい フィリピン 52
2008年第1号 Neoguri ノグリー たぬき 韓国 53
第2号 Rammasun ラマスーン 雷神 タイ 54
第3号 Matmo マットゥモ 大雨 米国 55
第4号 Halong ハーロン 湾の名前 ベトナム 56
第5号 Nakri ナクリー 花の名前 カンボジア 57
第6号 Fengshen フンシェン 風神 中国 58
第7号 Kalmaegi カルマエギ かもめ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 59
第8号 Fung-wong フォンウォン 山の名前(フェニックス) 香港 60
第9号 Kammuri カンムリ かんむり座 日本 61
第10号 Phanfone ファンフォン 動物 ラオス 62
第11号 Vongfong ヴォンフォン すずめ蜂 マカオ 63
第12号 Nuri ヌーリ オウム マレーシア 64
第13号 Sinlaku シンラコウ 伝説上の神 ミクロネシア 65
第14号 Hagupit ハグピート むち打つこと フィリピン 66
第15号 Jangmi チャンミー ばら 韓国 67
第16号 Mekkhala メーカラー 雷の天使 タイ 68
第17号 Higos ヒーゴス いちじく 米国 69
第18号 Bavi バービー ベトナム北部の山の名前 ベトナム 70
第19号 Maysak メイサーク 木の名前 カンボジア 71
第20号 Haishen ハイシェン 海神 中国 72
第21号 Noul ノウル 夕焼け 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 73
第22号 Dolphin ドルフィン 白いるか。香港を代表する動物の一つ。 香港 74
2009年第1号 Kujira クジラ くじら座 日本 75
第2号 Chan-hom チャンホン 木の名前 ラオス 76
第3号 Linfa リンファ はす(蓮) マカオ 77
第4号 Nangka ナンカー 果物の名前 マレーシア 78
第5号 Soudelor ソウデロア 伝説上の首長名 ミクロネシア 79
第6号 Molave モラヴェ 木の名前 フィリピン 80
第7号 Gonir コーニー 白鳥 韓国 81
第8号 Morakot モーラコット エメラルド タイ 82
第9号 Etau アータウ 嵐雲 米国 83
第10号 Vamco ヴァムコー ベトナム南部の川の名前 ベトナム 84
第11号 Krovanh クロヴァン 木の名前 カンボジア 85
第12号 Dujuan ドゥージェン つつじ 中国 86
第13号 Mujigae ムジゲ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 87
第14号 Choi-wan チョーイワン 彩雲 香港 88
第15号 Koppu コップ コップ座 日本 89
第16号 Ketsana ケッツァーナ 木の名前 ラオス 90
第17号 Parma パーマァ マカオ料理の名前 マカオ 91
第18号 Melor メーロー ジャスミン マレーシア 92
第19号 Nepartak ニパルタック 有名な戦士の名前 ミクロネシア 93
第20号 Lupit ルピート 冷酷な フィリピン 94
第21号 Mirinae ミリネ 天の川(2005年から使用) 韓国 95
第22号 Nida ニーダ 女性の名前 タイ 96
2010年第1号 Omais オーマイス 徘徊 米国 97
第2号 Conson コンソン 歴史的な観光地の名前 ベトナム 98
第3号 Chanthu チャンスー 花の名前 カンボジア 99
第4号 Dianmu ディアンムー 雷の母 中国 100
第5号 Mindulle ミンドゥル たんぽぽ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 101
第6号 Lionrock ライオンロック 山の名前(2005年から使用) 香港 102
第7号 Kompasu コンパス コンパス座 日本 103
第8号 Namtheun ナムセーウン 川の名前 ラオス 104
第9号 Malou マーロウ めのう(瑪瑙) マカオ 105
第10号 Meranti ムーランティ 木の名前 マレーシア 106
第11号 Fanapi ファナピ サンゴ礁を形成する小さな島々(2005年から使用) ミクロネシア 107
第12号 Malakas マラカス 強い フィリピン 108
第13号 Megi メーギー なまず 韓国 109
第14号 Chaba チャバ ハイビスカス タイ 110
2011年第1号 Aere アイレー 米国 111
第2号 Songda ソングダー 北西ベトナムにある川の名前 ベトナム 112
第3号 Sarika サリカー さえずる鳥 カンボジア 113
第4号 Haima ハイマー タツノオトシゴ 中国 114
第5号 Meari メアリー やまびこ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 115
第6号 Ma-on マーゴン 山の名前(馬の鞍) 香港 116
第7号 Tokage トカゲ とかげ座 日本 117
第8号 Nock-ten ノックテン ラオス 118
第9号 Muifa ムイファー すもも マカオ 119
第10号 Merbok マールボック 鳥の名前 マレーシア 120
第11号 Nanmadol ナンマドル 有名な遺跡の名前 ミクロネシア 121
第12号 Talas タラス 鋭さ フィリピン 122
第13号 Noru ノルー のろじか(鹿) 韓国 123
第14号 Kulap クラー ばら タイ 124
第15号 Roke ロウキー 男性の名前 米国 125
第16号 Sonca ソンカー さえずる鳥 ベトナム 126
第17号 Nesat ネサット 漁師 カンボジア 127
第18号 Haitang ハイタン 野生リンゴ 中国 128
第19号 Nalgae ナルガエ つばさ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 129
第20号 Banyan バンヤン 木の名前 香港 130
第21号 Washi わし わし座 日本 131
2012年第1号 Pakhar パカー 淡水魚の名前 ラオス 132
第2号 Sanvu サンヴー 珊瑚 マカオ 133
第3号 Mawar マーワー ばら マレーシア 134
第4号 Guchol グチョル うこん ミクロネシア 135
第5号 Talim タリム 鋭い刃先 フィリピン 136
第6号 Doksuri トクスリ わし(鷲) 韓国 137
第7号 Khanun カーヌン 果物の名前(パラミツ) タイ 138
第8号 Vicente ヴェセンティ 女性の名前 米国 139
第9号 Saola サオラー 最近見つかった動物の名前 ベトナム 140
第10号 Damrey ダムレイ カンボジア 1
第11号 Haikui ハイクイ イソギンチャク 中国 2
第12号 Kirogi キロギー がん(雁) 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 3
第13号 Kai-tak カイタク 啓徳(旧空港名) 香港 4
第14号 Tembin テンビン てんびん座 日本 5
第15号 Bolaven ボラヴェン 高原の名前 ラオス 6
第16号 Sanba サンバ マカオの名所 マカオ 7
第17号 Jelawat ジェラワット 淡水魚の名前 マレーシア 8
第18号 Ewiniar イーウィニャ 嵐の神 ミクロネシア 9
第19号 Maliksi マリクシ 速いを表すフィリピン語 フィリピン 10
第20号 Kaemi ケーミー あり(蟻) 韓国 11
第21号 Prapiroon プラピルーン 雨の神 タイ 12
第22号 Maria マリア 女性の名前 米国 13
第23号 Son-Tinh ソンティン ベトナム神話の山の神 ベトナム 14
第24号 Bopha ボーファ カンボジア 15
第25号 Wukong ウーコン (孫)悟空 中国 16
2013年第1号 Sonamu ソナムー 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 17
第2号 Shanshan サンサン 少女の名前 香港 18
第3号 Yagi ヤギ ヤギ座 日本 19
第4号 Leepi リーピ ラオス南部の滝の名前 ラオス 20
第5号 Bebinca バビンカ プリン マカオ 21
第6号 Rumbia ルンビア サゴヤシ マレーシア 22
第7号 Soulik ソーリック 伝統の酋長称号 ミクロネシア 23
第8号 Cimaron シマロン 野生の牛 フィリピン 24
第9号 Chebi チェービー つばめ(燕) 韓国 25
第10号 Mangkhut マンクット マンゴスチン タイ 26
第11号 Utor ウトア スコールライン 米国 27
第12号 Trami チャーミー 花の名前 ベトナム 28
第13号 Pewa ペバ ハリケーン名
第14号 Unala ウナラ ハリケーン名
第15号 Kong-rey コンレイ 伝説の少女の名前 カンボジア 29
第16号 Yutu イートゥー 民話のうさぎ 中国 30
第17号 Toraji トラジー 桔梗 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 31
第18号 Man-yi マンニィ 海峡の名前 香港 32
第19号 Usagi ウサギ うさぎ座 日本 33
第20号 Pabuk パブーク 大きな淡水魚 ラオス 34
第21号 Wutip ウーティップ ちょう(蝶) マカオ 35
第22号 Sepat セーパット 淡水魚の名前 マレーシア 36
第23号 Fitow フィートウ 花の名前 ミクロネシア 37
第24号 Danas ダナス 経験すること フィリピン 38
第25号 Nari ナーリー 百合 韓国 39
第26号 Wipha ウィパー 女性の名前 タイ 40
第27号 Francisco フランシスコ 男性の名前 米国 41
第28号 Lekima レキマー 果物の名前 ベトナム 42
第29号 Krosa クローサ カンボジア 43
第30号 Haiyan ハイエン うみつばめ 中国 44
第31号 Podul ポードル やなぎ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 45
2014年第1号 Lingling レンレン 少女の名前 香港 46
第2号 Kajiki カジキ かじき座 日本 47
第3号 Faxai ファクサイ 女性の名前 ラオス 48
第4号 Peipah ペイパー 魚の名前 マカオ 49
第5号 Tapah ターファー なまず マレーシア 50
第6号 Mitag ミートク 女性の名前 ミクロネシア 51
第7号 Hagibis ハギビス すばやい フィリピン 52
第8号 Neoguri ノグリー たぬき 韓国 53
第9号 Rammasun ラマスーン 雷神 タイ 54
第10号 Matmo マットゥモ 大雨 米国 55
第11号 Halong ハーロン 湾の名前 ベトナム 56
第12号 Nakri ナクリー 花の名前 カンボジア 57
第13号 Genevieve ジェヌヴィーヴ ハリケーン名
第14号 Fengshen フンシェン 風神 中国 58
第15号 Kalmaegi カルマエギ かもめ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 59
第16号 Fung-wong フォンウォン 山の名前(フェニックス) 香港 60
第17号 Kammuri カンムリ かんむり座 日本 61
第18号 Phanfone ファンフォン 動物 ラオス 62
第19号 Vongfong ヴォンフォン すずめ蜂 マカオ 63
第20号 Nuri ヌーリ オウム マレーシア 64
第21号 Sinlaku シンラコウ 伝説上の神 ミクロネシア 65
第22号 Hagupit ハグピート むち打つこと フィリピン 66
第23号 Jangmi チャンミー ばら 韓国 67
2015年第1号 Mekkhala メーカラー 雷の天使 タイ 68
第2号 Higos ヒーゴス いちじく 米国 69
第3号 Bavi バービー ベトナム北部の山の名前 ベトナム 70
第4号 Maysak メイサーク 木の名前 カンボジア 71
第5号 Haishen ハイシェン 海神 中国 72
第6号 Noul ノウル 夕焼け 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 73
第7号 Dolphin ドルフィン 白いるか。香港を代表する動物の一つ。 香港 74
第8号 Kujira クジラ くじら座 日本 75
第9号 Chan-hom チャンホン 木の名前 ラオス 76
第10号 Linfa リンファ はす(蓮) マカオ 77
第11号 Nangka ナンカー 果物の名前 マレーシア 78
第12号 Halola ハロラ ハリケーン名
第13号 Soudelor ソウデロア 伝説上の首長名 ミクロネシア 79
第14号 Molave モラヴェ 木の名前 フィリピン 80
第15号 Gonir コーニー 白鳥 韓国 81
第16号 Atsani アッサニー タイ 82
第17号 Kilo キロ ハリケーン名
第18号 Etau アータウ 嵐雲 米国 83
第19号 Vamco ヴァムコー ベトナム南部の川の名前 ベトナム 84
第20号 Krovanh クロヴァン 木の名前 カンボジア 85
第21号 Dujuan ドゥージェン つつじ 中国 86
第22号 Mujigae ムジゲ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 87
第23号 Choi-wan チョーイワン 彩雲 香港 88
第24号 Koppu コップ コップ座 日本 89
第25号 Champi チャンパー 赤いジャスミン ラオス 90
第26号 In-fa インファ 花火 マカオ 91
第27号 Melor メーロー ジャスミン マレーシア 92
2016年第1号 Nepartak ニパルタック 有名な戦士の名前 ミクロネシア 93
第2号 Lupit ルピート 冷酷な フィリピン 94
第3号 Mirinae ミリネ 天の川(2005年から使用) 韓国 95
第4号 Nida ニーダ 女性の名前 タイ 96
第5号 Omais オーマイス 徘徊 米国 97
第6号 Conson コンソン 歴史的な観光地の名前 ベトナム 98
第7号 Chanthu チャンスー 花の名前 カンボジア 99
第8号 Dianmu ディアンムー 雷の母 中国 100
第9号 Mindulle ミンドゥル たんぽぽ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 101
第10号 Lionrock ライオンロック 山の名前(2005年から使用) 香港 102
第11号 Kompasu コンパス コンパス座 日本 103
第12号 Namtheun ナムセーウン 川の名前 ラオス 104
第13号 Malou マーロウ めのう(瑪瑙) マカオ 105
第14号 Meranti ムーランティ 木の名前 マレーシア 106
第15号 Rai ライ ヤップ島の石の貨幣 ミクロネシア 107
第16号 Malakas マラカス 強い フィリピン 108
第17号 Megi メーギー なまず 韓国 109
第18号 Chaba チャバ ハイビスカス タイ 110
第19号 Aere アイレー 米国 111
第20号 Songda ソングダー 北西ベトナムにある川の名前 ベトナム 112
第21号 Sarika サリカー さえずる鳥 カンボジア 113
第22号 Haima ハイマー タツノオトシゴ 中国 114
第23号 Meari メアリー やまびこ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 115
第24号 Ma-on マーゴン 山の名前(馬の鞍) 香港 116
第25号 Tokage トカゲ とかげ座 日本 117
第26号 Nock-ten ノックテン ラオス 118
2017年第1号 Muifa ムイファー すもも マカオ 119
第2号 Merbok マールボック 鳥の名前 マレーシア 120
第3号 Nanmadol ナンマドル 有名な遺跡の名前 ミクロネシア 121
第4号 Talas タラス 鋭さ フィリピン 122
第5号 Noru ノルー のろじか(鹿) 韓国 123
第6号 Kulap クラー ばら タイ 124
第7号 Roke ロウキー 男性の名前 米国 125
第8号 Sonca ソンカー さえずる鳥 ベトナム 126
第9号 Nesat ネサット 漁師 カンボジア 127
第10号 Haitang ハイタン 野生リンゴ 中国 128
第11号 Nalgae ナルガエ つばさ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 129
第12号 Banyan バンヤン 木の名前 香港 130
第13号 Washi わし わし座 日本 131
第14号 Pakhar パカー 淡水魚の名前 ラオス 132
第15号 Sanvu サンヴー 珊瑚 マカオ 133
第16号 Mawar マーワー ばら マレーシア 134
第17号 Guchol グチョル うこん ミクロネシア 135
第18号 Talim タリム 鋭い刃先 フィリピン 136
第19号 Doksuri トクスリ わし(鷲) 韓国 137
第20号 Khanun カーヌン 果物の名前(パラミツ) タイ 138
第21号 Lan ラン 米国 139
第22号 Saola サオラー 最近見つかった動物の名前 ベトナム 140
第23号 Damrey ダムレイ カンボジア 1
第24号 Haikui ハイクイ イソギンチャク 中国 2
第25号 Kirogi キロギー がん(雁) 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 3
第26号 Kai-tak カイタク 啓徳(旧空港名) 香港 4
第27号 Tembin テンビン てんびん座 日本 5
2018年第1号 Bolaven ボラヴェン 高原の名前 ラオス 6
第2号 Sanba サンバ マカオの名所 マカオ 7
第3号 Jelawat ジェラワット 淡水魚の名前 マレーシア 8
第4号 Ewiniar イーウィニャ 嵐の神 ミクロネシア 9
第5号 Maliksi マリクシ 速いを表すフィリピン語 フィリピン 10
第6号 Kaemi ケーミー あり(蟻) 韓国 11
第7号 Prapiroon プラピルーン 雨の神 タイ 12
第8号 Maria マリア 女性の名前 米国 13
第9号 Son-Tinh ソンティン ベトナム神話の山の神 ベトナム 14
第10号 Ampil アンピル タマリンド カンボジア 15
第11号 Wukong ウーコン (孫)悟空 中国 16
第12号 Jongdari ジョンダリ ひばり 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 17
第13号 Shanshan サンサン 少女の名前 香港 18
第14号 Yagi ヤギ ヤギ座 日本 19
第15号 Leepi リーピ ラオス南部の滝の名前 ラオス 20
第16号 Bebinca バビンカ プリン マカオ 21
第17号 Hector ヘクター ハリケーン名
第18号 Rumbia ルンビア サゴヤシ マレーシア 22
第19号 Soulik ソーリック 伝統の酋長称号 ミクロネシア 23
第20号 Cimaron シマロン 野生の牛 フィリピン 24
第21号 Chebi チェービー つばめ(燕) 韓国 25
第22号 Mangkhut マンクット マンゴスチン タイ 26
第23号 Barijat バリジャット 風や波の影響を受けた沿岸地域 米国 27
第24号 Trami チャーミー 花の名前 ベトナム 28
第25号 Kong-rey コンレイ 伝説の少女の名前 カンボジア 29

アジア名の全リスト

<TOPへ戻る>
 


台風と災害

 日本では台風は0416号(2004年の第16号台風)と通番で呼ばれることが一般的です。しかし、過去の台風には独自の名前が付けられた台風が8個あります。いずれも気象に顕著な現象があった場合や台風に伴う甚大な被害があった場合です。

洞爺丸台風 1954(昭和29)年
9月24日〜27日
26日鹿児島湾から大隈半島に上陸し、九州東部を縦断して中国地方から日本海を時速100kmの猛スピードで横断しました。通常台風は上陸後に地表との摩擦や気温海水温の低下によって勢力を弱めますが、この台風は日本海を北上中も発達を続け 、北海道寿都町沖で最盛期を迎え速度を落としました。そのため北日本では暴風が吹きつづき、北海道岩内町では3,300戸が焼失する大火が発生。また青函連絡船洞爺丸他5隻の青函連絡船が暴風と高波で遭難 し洞爺丸では乗員・乗客1,139人が死亡する惨事となりました。死者・行方不明者1,761人。
狩野川台風 1958(昭和33)年
9月26〜28日
26日静岡県伊豆半島の南端をかすめて、27日神奈川県三浦半島から東京を通過し三陸沖に進みました。24日アメリカ軍の飛行機観測で中心気圧877hPaを観測した猛烈な台風でした。日本付近では急速に勢力が衰え風による被害は多くありませんでし たが南海上の秋雨前線を活発化させて関東・東海地方に大雨をもたらしました。各地で河川の氾濫や土砂災害が発生し、伊豆半島 中央部の狩野川の上流では鉄砲水や土石流が頻発。そのため下流の修善寺町や大仁町、中伊豆町などの流域で多くの犠牲者が出ました。浸水死者・行方不明者1,269人。
宮古島台風 1959(昭和34)年
9月15日〜18日
15日沖縄県宮古島付近を通過、東シナ海から対馬海峡、日本海を北上して18日に宗谷海峡に至りました。宮古島では最低気圧908.4hPa(観測史上2位)、最大瞬間風速64.8m/秒を観測、島の住家の7割が損壊しました。死者・行方不明者99人。
伊勢湾台風 1959(昭和34)年
9月26日〜27日
26日和歌山県潮岬の西に非常に広い暴風域を伴って上陸、富山市の東から日本海へ抜け東北地方北部を通過し太平洋側に出ました。台風が西側を通過した熊野灘、知多湾、三河湾、伊勢湾沿岸 では南寄りの暴風が続き、吹き寄せと吸い上げ効果のための高潮で大災害が発生しました。 愛知県名古屋市、弥富町、知多半島、三重県桑名市などで高潮による浸水、また暴風と豪雨で奈良県、岐阜県にも多くの被害者が出ました。死者・行方不明者5,098人。 室戸台風、枕崎台風と合わせて昭和の三大台風と言われます。
第2室戸台風 1961(昭和36)年
9月15日〜17日
1934(昭和9)年の室戸台風とよく似た経路をたどり、15日奄美大島を通過後、高知県室戸岬の西に上陸、兵庫県から能登半島東部を通り日本海に抜けました。室戸岬では最大風速66.7m/秒、最大瞬間風速84.5m/秒 以上(史上2位)の猛烈な暴風を観測、風速計が振り切れて観測不可能となりました。上陸時(直前)の中心気圧は925hPaで暴風、高潮の被害を出しましたが、2年前の伊勢湾台風の教訓をうけた防災対策の進歩で犠牲者を抑えることができました。死者・行方不明者202人。
第2宮古島台風 1966(昭和41)年
9月4日〜6日
グアム島の西海上で発生し5日宮古島に達してこの頃最も発達しました。宮古島付近では速度が落ち、長時間にわたって強風と大雨をもたらしました。宮古島では最大瞬間風速85.3m/秒 を観測し史上1位の記録となりました。宮古島の半数以上の住家が損壊、さとうきびの7割が収穫できなくなる被害になりました。
第3宮古島台風 1968(昭和43)年
9月22日〜27日
22日宮古島を通過した後、鹿児島県串木野市に上陸して佐賀県から長崎県へループ状に向きを変える特異な経路をたどりました。宮古島では最大瞬間風速79.8m/秒など暴風を伴いました。九州東部、四国南部、紀伊半島南部では大雨となり、三重県尾鷲で日降水量806.0mmを観測しました。 死者11人。
沖永良部台風 1977(昭和52)年
8日〜10日
9日午後11時頃沖永良部島を通過後、中国大陸に上陸しました。沖永良部島で観測した最低気圧907.3hPaは観測史上1位。 北上に伴って前線の活動が活発になり、九州から東北地方の太平洋岸で大雨をもらしました。死者1人。

 上の表以外にも「室戸台風」(1934(昭和9)年9月21日:上陸時最低気圧911.6hPa(高知県室戸岬)。 死者・行方不明者3,036人。室戸岬では最大瞬間風速60m/秒を記録後、観測機器が故障しました。)、「枕崎台風」(1945(昭和20)年9月17日:上陸時最低気圧916.1hPa(鹿児島県枕崎市)。 死者・行方不明者3,756人。宮崎県細島灯台で最大瞬間風速75.5m/秒を記録。気象情報や防災体制が十分に整わない戦後まもなくの日本に襲来し、各地に大きな被害をもたらしました。)などがあります。
 ※台風の統計的資料は1951年以降から開始されているため、「室戸台風」「枕崎台風」は参考記録とされています。

 台風は大雨や非常に強い風を伴うためさまざまな災害をもたらします。大雨による災害には、洪水、土砂災害があります。日本の国土は7割が山地で河川も急流が多くあります。台風の大雨のように短時間に降水量が増えると河川の流量が増え、護岸・堤防を超えて水害が発生します。このように河川や湖沼から水があふれる氾濫を「外水氾濫」といいます。普段下水道などで河川に排水されている都市部に降る雨が、排水の限度を超えて市街地や農地に溜まる氾濫を「内水氾濫」といいます。近年の都市部で地下街への大量の水の流入などの都市型水害は「内水氾濫」によるものです。
 水を原因として発生する災害のうち海水による場合は「高潮災害」といわれます。台風の強風によって海水が吹き寄せられる「吹き寄せ効果」と気圧が低いために海面が持ち上げられる「吸い上げ効果」が原因です。

災害をもたらした気象事例

<TOPへ戻る>
 


台風の特異日

 特定の気象条件が発生しやすい日を特異日といいます。例えば晴れの特異日は11月3日、雨の特異日は9月15日などとされています。台風にも特異日があります。

 1954(昭和29)年洞爺丸台風、1958(昭和33)年狩野川台風、1959(昭和34)年伊勢湾台風。
3個の台風は偶然とはいえすべてその年の9月26日に日本列島に上陸しています。顕著な気象条件や大きな災害をもたらした8個の台風のうち3個が同じ日に日本列島に上陸しているのです。そのため9月26日は「台風の特異日」とか「魔の9月26日」などと呼ばれています。
 
 そのほか、立春から数えて210日目、220日目をそれぞれ二百十日(にひゃくとおか)、二百二十日(にひゃくはつか)といいます。2004年は9月1日、9月10日が相当します。この両日は台風の厄日とされています。日本の生活・習俗や農作業の経験から二十四節気を補うように定められた雑節のひとつです。この時期、稲は開花期にあたり台風の襲来は農作物に大きな被害を与えるため、暦でも注意を促します。
 
 また、二十四節気では暑さがやわらぐとされる処暑(2006年は8月23日)も台風の厄日とされます。

<TOPへ戻る>
 


台風の終わり

 台風は移動中に海面や陸地との摩擦によってエネルギーを失い続けます。北上にともなって海水温が下がるとエネルギー源である水蒸気の供給が減ります。上空には寒気が流れ込みます。台風の目は次第になくなり、渦巻状の雲は崩れます。また、周辺の温度差のある大気との境に前線が発生します。
 
 台風は「温帯低気圧」と呼ばれるようになり、一般に勢力は衰えます。しかし、強風の範囲が広がるため、中心から離れた場所でも災害の原因となることがあります。低気圧内部と周辺との温度差が大きいと中心の気圧が下がり逆に発達することもあります。温帯低気圧は重たい大気(寒気)が軽い大気(暖気)の下に入り込む時の位置エネルギーがエネルギー源となり、台風とは性質が異なります。

<TOPへ戻る>
 


ハリケーンと台風

 ハリケーンも台風と同じく熱帯低気圧が勢力を増したものです。東経180度(日付変更線)より東側の北部大西洋(カリブ海・メキシコ湾)・北東太平洋・南東太平洋 の北半球にあるものがハリケーンと呼ばれます。ハリケーンは、最大風速が64ノット(1ノット(kn) = 0.51 m/秒)、つまり風速約33m/秒以上の熱帯低気圧です。これは台風の強さでは「強い」に相当します。台風とハリケーン(Hurricane)の国際的な関係は少し複雑です。国際的な基準では英語のタイフーン(Typhoon)は64ノット以上の最大風速を持ち、日本の基準の「台風」とは異なります。Typhoonは「台風」ですが、「台風」がかならずしもTyphoonではないのです。また、日本の風速の測定は10分間平均で算出するのに対し、国際的には1分間平均で算出します。最大風速が同じハリケーンと台風では、台風の方が強いことになります。

 ハリケーンの発達はTropical Wave→Tropical Depression(風速34ノット)→Tropical Storm(34ノット〜47ノット)→SevereTropical Storm(48ノット〜63ノット)→Typhoon(64ノット以上)となります。Typhoon強度以上に発達した熱帯低気圧がHurricaneとなり ます。

 ハリケーンの強さは1分間の最大風速に基づいて、シンプソン・スケールによって5段階に分類されます。
  カテゴリー1:風速64〜82ノット(=33〜42m/秒)(=119〜153km/時)
  カテゴリー2:風速83〜95ノット(=43〜49m/秒)(=154〜177km/時)
  カテゴリー3:風速96〜113ノット(=50〜58m/秒)(=178〜209km/時)
  カテゴリー4:風速114〜135ノット(=59〜69m/秒)(=210〜249km/時)
  カテゴリー5:風速135ノット以上(70m/秒以上)(=250km/時以上)

 ハリケーンの名前はTropical Stormになった時点で付けられます。あらかじめ準備されたリストから命名します。北部大西洋では2005年にはリストの最後である21番目の「Wilma」まで使用されました。2005年8月末、米国東南部のメキシコ湾沿岸に上陸し、ルイジアナ州・ニューオーリンズ市を中心に大きな被害をもたらした大型ハリケーン「 カトリーナ(Katrina)」は、2005年のリストの11番目でした。

 カトリーナ(Katrina)の最低中心気圧は902ヘクトパスカル(hPa)、上陸時で918hPaでした。シンプソン・スケールで最大時カテゴリー5、上陸時にはカテゴリー4でした。
 9月下旬の17番目のハリケーン・リタ(Rita)は最低中心気圧897hPa、最大時カテゴリー5、バハマ、フロリダ南部、キューバを襲いました。
 10月下旬の21番目のハリケーン・ウィルマ(Wilma)は、北西大西洋のハリケーンとしては観測史上最低の882hPaを記録しました。

 2008年9月1日にルイジアナ州南部にハリケーン・グスタフ(Gustav)が上陸しました。2005年のハリケーン・カトリーナで受けた被害を教訓に、住民の避難など大規模な警戒態勢をとりました。

JAXA/EORC台風データベース…宇宙航空研究開発機構と地球観測利用推進センター。台風・ハリケーンの降水量など。
NOAA Satellite and Information Service(英文)…NOAA(アメリカ海洋大気庁)の高解像度衛星画像。ハリケーンの最新画像と過去の画像データ。
  

<TOPへ戻る>
 


台風についてもっと詳しく

D-Web台風情報…台風の最新情報。進路予想と気象衛星画像。
AMeDAS(アメダス) 実況:お天気ライブと天気予報…リアルタイム気象情報、台風発生時には台風情報を追加(D-webポータル)
台風情報の種類と表現方法…気象庁発表の台風情報の見方(気象庁)
デジタル台風:台風画像と台風情報…過去の台風の経路や気圧変化、衛星画像のデータベース(国立情報学研究所/北本朝展氏)
最新の気象データ…最新の統計データで見る現在の気象状況
海上の気象について…海上保安庁海洋情報部
海洋の予報・警報…海上警報、沿岸・外洋の予報


<TOPへ戻る>

スポンサードリンク

Copyright © 2024 D-web Portal. All Rights Reserved.

当サイトへのリンクは自由です。 D-web ポータル