ブロッコリーは米国からの輸入ものが多く年間を通して出回っていますが、国産ものの旬は１月〜３月。皮膚や粘膜を保護するビタミンAの素となるカロテンが豊富な上、ビタミンCはレモンの約２倍、ビタミンB群も含まれ、美肌効果やカゼの予防に効果的です。カリウム、カルシウムなどのミネラル分や食物繊維も多く、血糖値を正常に保つ作用もあります。全体にこんもりと丸く、花蕾（からい）と呼ばれる小さなつぼみが固くしまっていて、緑色の濃いものを選びましょう。
茹でる時は塩を入れた熱湯で１〜２分、色鮮やかになったらざるなどに上げ、余熱で火を通します。茎や葉も栄養豊富で甘みがあるので残さず使い切りましょう。皮を厚めにむき、つぼみの部分より少し長めに（茎から先に）加熱すればおいしくいただけます。電子レンジを使えばビタミンCの損失が少なく、短時間で調理できます。その場合は小房に分けず、まるごと加熱するのがみずみずしく色鮮やかに仕上がるコツです。
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