
大関経験者で西十両4枚目の朝乃山(31=高砂)が7日目、実に486日ぶりに幕内土俵に立つことが決まった。日本相撲協会が7日目の取組を発表し、朝乃山は西前頭14枚目時疾風との割が組まれた。初顔合わせとなる。 朝乃山の幕内土俵は、東前頭12…

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序二段の取組で、力士が勝ち名乗りを受けた後に勝敗が変わる珍しい場面があった。 照寶(尾上)−里松永(西岩)戦でのこと。照寶が寄り倒しで勝ち、土俵上で勝ち名乗りを受けた。場内アナウンスが「寄り倒して照寶の勝ち」と発表するとほぼ同時に、立川…

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序ノ口格行司の木村先進(16=立浪)が、本割デビューを果たした。5日目まで前相撲を合わせていたが、6日目に初めて取組表に名前が載った。この日は序ノ口の初口から3番を合わせ、差し違えることなく役目を終えた。「緊張しました」と振り返ったが、…

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横綱豊昇龍(26=立浪)は、平戸海をはたき込んで4勝目を挙げた。横綱大の里は若元春を寄り倒し、5連勝とした。大関琴桜は宇良に寄り切られ、3敗目で黒星先行となった。新関脇の安青錦は若隆景に送り倒されて初黒星を喫した。関脇王鵬は小結高安に押…

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大の里は完璧な内容で序盤戦を5連勝で終えた。もろ手で当たる立ち合いから、すぐに右を差し勝って攻勢。左四つが得意の若元春を一方的に寄り倒し「下半身がいいから右がきれいに入る。右だけなら限界がある。うまく下半身を使えている」と自ら分析した。…

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小結高安(35=田子ノ浦)が、2日目から4連勝を飾った。関脇王鵬を突っ張り、左をのぞかせると、嫌って振りほどいた相手を、再突っ張って押し出し。「まわしはほしかったけど、どんどん前に出ました」。10月はロンドン公演から帰国後、持病の腰痛に…

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時津風一門の東前頭2枚目霧島(29=音羽山)が、出羽海一門の横綱豊昇龍(26=立浪)の土俵入りで太刀持ちを務めた。通常、横綱土俵入りは同じ一門の力士が務めるだけに、珍しい光景となった。豊昇龍の土俵入りは今場所、太刀持ちが平戸海、露払いが…

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秋場所限りで引退した元関脇宝富士の桐山親方(38=伊勢ケ浜)が、NHK大相撲中継で初めて解説を務めた。しかし「本当にしゃべれなくて…。緊張しました」と反省しきりだった。 向正面の解説席に座り、正面解説の舞の海秀平さんの珍質問にも翻弄(ほ…

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初顔合わせとなった東前頭5枚目の義ノ富士(24=伊勢ケ浜)と西前頭5枚目の正代(34=時津風)の「熊本県宇土市出身」対決は10歳年下の義の富士が勝って4勝1敗とした。 立ち合いで元大関の正代が一気に前に出たが、土俵際で左上手をとった義の…

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幕内後半の審判長を務めた九重審判部副部長(49=元大関千代大海)が、安青錦−若隆景戦についての見解を示した。 若隆景が立ち合いで変化し、ついていけなかった安青錦が送り倒された。 九重親方は「安青錦は、いい時の若隆景の幻影と戦ってた。上か…

千代大海

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幕内最年少20歳の東前頭12枚目藤ノ川(伊勢ノ海)が、平幕で唯一、無傷の5連勝を飾った。7月名古屋場所優勝の西前頭10枚目琴勝峰に、低い立ち合いからスパッと2本差すと止まらなかった。「抱え込まれたくなかった」と、もろ差しの体勢を自分から…

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横綱大の里(25=二所ノ関)が盤石の相撲で西前頭2枚目の若元春(32=荒汐)を破り初日から5連勝とした。 立ち合いはもろ手突きで、中に入ろうとする若元春を寄せ付けずに得意の右が入ると、土俵際まで押し込んで寄り倒し。NHKの解説を務めた舞…

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漫才コンビ、ミルクボーイの内海崇(39)が観戦に訪れた。 かねてより「相撲愛」を公言している内海は、自身のX(旧ツイッター)に、朝から「行くで福岡国際センター」「きたで、九州場所」と立て続けに投稿。場内では、長年相撲中継で知られた元NH…

杉山愛

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関脇安青錦(21=安治川)が、初黒星を喫した。西前頭筆頭の若隆景の立ち合い変化を、まともに食らう形。バランスを崩して前のめりに体を泳がせ、立て直そうとしたところで足を滑らせ、そのまま倒れ込んだ。決まり手は送り倒しで、わずか1秒7で決着し…

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西前頭筆頭の若隆景(30=荒汐)は、今場所初白星にも多くを語らなかった。 立ち合いで左に変化し、関脇安青錦を送り倒し。初日からの連敗を4で止めた。 「立ち合いは考えていったのか?」との問いには「特に」。「思い切りいこうとしたのか?」の問…

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初日から4連勝中だった関脇安青錦(21=安治川)が、西前頭筆頭若隆景(30=荒汐)の立ち合い変化に屈して初黒星を喫した。 立ち合い左に変わった若隆景についていけず、そのまま前のめりになって送り倒しで敗れた。若隆景は今場所初星。足腰の強い…

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東前頭5枚目の義ノ富士(24=伊勢ケ浜)がご当所の熊本対決を制した。同じ熊本県宇土市出身の西前頭5枚目の正代(34=時津風)と対戦。立ち合いから正代に寄られたが、土俵際で体を入れ替えて逆に寄り切った。 ABEMAで解説を務めた元幕内で前…

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東前頭12枚目の藤ノ川(20=伊勢ノ海)が、鋭い立ち合いからの一方的な相撲で西前頭10枚目の琴勝峰(26=佐渡ケ嶽)を突き出して初日から5連勝とした。 琴勝峰が張りに出るところを素早く中に入り、もろざしの体勢になったが、まわしに手をかけ…

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大関経験者で西十両4枚目の朝乃山(31=高砂)が、3連勝で今場所初めて白星を先行させた。昨年名古屋場所で4日目に左膝を大けがして長期離脱する直前、同場所初日に幕内土俵で勝って以来、1年4カ月ぶりに35歳の錦木と顔合わせ。少なくなった年上…

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4日目にNHK中継の解説を休場した玉ノ井親方(49=元大関栃東)が、「咽頭炎」だったことを明かした。 「前日から声が出なくなったので、早めに(解説休場を)言っておきました。今日はだいぶ良くなりました。口を開けて寝ていたのがよくなかったみ…

栃東

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幕内経験者の人気力士で、西幕下17枚目の炎鵬(31=伊勢ケ浜)が、今場所初黒星を喫した。取組前まで、ともに2連勝だった西幕下15枚目の一意に押し出された。狙っていた下に潜り込む動きを立ち合いから見せたが、組み止められると相手の圧力にじり…

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63代横綱からしこ名を受け継いだ旭富士(23=伊勢ケ浜)が、前相撲で3連勝を飾った。竹田(18=中村)に危なげなく寄り切りで勝利した。 これで前相撲を終え、8日目には新序出世披露に臨む。来年1月の初場所から、番付にしこ名が載る。 ◆前相…

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52代横綱の北の富士さんが亡くなって丸1年となった。弟子でもある八角理事長(62=元横綱北勝海)は「1年は早い、と思っています。あっという間。今も親方だったらどうなんだろうと思うことがある。あの親方だったから、今がある。楽しい親方で、の…

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茨城県は12日、二所ノ関部屋(同県阿見町)の横綱大の里(25=二所ノ関)に県民栄誉賞を贈った。 2場所連続を含む通算5回の幕内優勝と、横綱昇進の功績を評価した。大の里は同日、県庁で開かれた授与式にビデオメッセージを寄せ「九州場所、しっか…

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東前頭12枚目の藤ノ川(20=伊勢ノ海)が、平幕でただ1人だけ4連勝とした。同11枚目の獅司を寄り切り。177センチ、120キロの小兵ながら、きっぷのいい相撲で場内を沸かせた。八角理事長(元横綱北勝海)は高く評価し、藤ノ川のファンになっ…

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